福井の仏像-福井市立郷土歴史博物館

福井市立郷土歴史博物館福井県福井市宝永3丁目12-1
TEL 0776-21-0489
■特別展
平成28年秋季特別展 「 福井の仏像」 
  冬から春にかけて、福井平野からはその東方に白く輝く霊峰白山を仰ぐことができます。はるか昔よりこの地に住む人々は、白山の美しい山容に神々の存在を感じ、様々な天変地異を神の祟りと信じて畏れながらも、山々から発する河川の恵みに感謝しながら共に過ごしてきました。やがて仏教が伝来し広まっていくにつれて、白山は仏が住まう浄土と考えられるようになり、白山を遥拝することのできる地には寺院が開かれ、白山信仰の拠点となっていきました。福井平野とその周辺の里山ではこのような信仰環境の中で造られた仏像が、戦乱や廃仏の危機をのりこえて今なお篤く敬われ、人々の信仰のよりどころとなっています。
本展では、泰澄大師が白山を開山したとされる養老元年(717)から平成29年で1300年になるのにあわせ、白山遥拝の地や文殊山・日野山など在地の信仰の山々に祀られる仏像を一堂に展示し、この地における人々の信仰の歴史を紹介していきます。

出展される主な仏像
大滝神宮堂 虚空蔵菩薩坐像 九世紀 福井県指定文化財

大滝神宮堂 虚空蔵菩薩坐像 九世紀 福井県指定文化財

虚空蔵菩薩坐像(福井県指定文化財 平安前期 越前市・大滝神宮堂)
僧形神像(伝泰澄大師像)(福井県指定文化財 平安前期 福井市・泰澄寺)
聖観音立像(福井県指定文化財 平安中期 鯖江市・加多志波神社)
十一面観音立像(平安中期 福井市・長運寺)
千手観音立像(福井県指定文化財 平安中期 越前市・神明神社)
聖観音立像(平安中期 福井市・西光寺)
十一面観音立像(福井県指定文化財 平安後期 越前市・八幡神社)
聖観音立像(福井市指定文化財 平安後期 福井市・法承寺)
菩薩形坐像(重要文化財 平安後期 越前町・八坂神社)
文殊菩薩坐像(福井県指定文化財 平安後期 福井市・大安禅寺)
大日如来坐像(福井県指定文化財 平安後期 福井市・滝波五智如来堂)
聖観音立像(福井県指定文化財 平安後期 越前市・荒谷観音堂)
十一面女神像(福井県指定文化財 平安末期 越前町・八坂神社)
ほか計34点を展示
※出展目録のNo.7薬師如来立像(薬師神社)は10月14日~10月31日、No.6大日如来坐像(観音寺)は11月1日~11月23日の展示となります。ご了承下さい。

 

期 間10月14日(金曜日)~11月23日(水曜日・祝日)
開 館
時 間
午前9時~午後7時 ※11月6日からは午後5時閉館
会 場福井市立郷土歴史博物館 料 金 
個人 団体※2
平常展示観覧料※1  210円   160円
平常展示観覧料+養浩館庭園入園料 340円 250円
●中学生以下の方、70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者の方は、無料でご覧いただけます。
● 家庭の日(毎月第3日曜日)、文化の日(11月3日)、ふるさとの日(2月7日)は、無料公開日です。(ただし、平常展示のみ)
会期中の休館日はありません

福井市立郷土歴史博物館のページより転載

SNSも登録が出来ます。

コメントを残す

*